SELECTION GUIDE / 2026.10.04
POSレジの選び方。
先に決める5条件
開業前の小規模店舗で、製品名や「月額0円」より先に要件を整理したい人向けです。5つの質問に答えると、比較時に見るべき項目が決まります。
先に結論:①手持ち端末、②現金会計、③レシート、④キャッシュレス決済、⑤将来必要な機能の順に決めます。無料プランの比較は、その後です。
5条件を1枚で確認する
| 条件 | 決めること | 費用に響く項目 |
|---|---|---|
| 1. 端末 | iPad・iPhone・Androidの何を持っているか | 新規端末の購入費 |
| 2. 現金 | 現金を扱うか、釣銭をどこに保管するか | キャッシュドロア |
| 3. レシート | 紙で発行するか、電子レシートで足りるか | プリンターとロール紙 |
| 4. 決済 | カード・電子マネー・QRのどれを受け付けるか | 決済端末と決済手数料 |
| 5. 拡張 | 在庫、顧客、予約、複数店舗をいつ使うか | 有料プランと外部サービス |
条件1:手持ち端末から候補を絞る
端末を新しく買うかどうかは、初期費用を大きく変えます。Airレジは公式ページでiPadまたはiPhoneを使う構成を案内しています。Square POSレジアプリはiOSとAndroidに対応します。スマレジはiPad・iPhoneなどiOS端末を前提に確認します。
同じOSでも機種やOSバージョンによって対応可否が変わるため、「iPadを持っている」だけでは確定しません。型番とOSを控え、各社の対応端末一覧まで確認します。
条件2・3:現金と紙レシートを分けて考える
POSアプリが無料でも、現金を扱うなら釣銭の保管方法が必要です。紙レシートを発行するならプリンターも必要です。プリンター内蔵ドロアのような一体型と、別々に用意する構成では初期費用と設置面積が変わります。
- 現金を扱わないなら、ドロアを必須にしない
- 紙レシートが不要なら、プリンターを自動的に購入しない
- 領収書の運用と店舗の案内方法を開業前に決める
条件4:POS利用料と決済手数料を混ぜない
POSアプリの利用料が0円でも、キャッシュレス決済には通常、決済額に応じた手数料がかかります。たとえば月30万円のキャッシュレス売上に2.5%を仮置きすると、年間の概算は90,000円です。
条件5:今必要な機能と、後で必要な機能を分ける
開業初日から必要な会計機能と、売上が増えた後に必要になる在庫分析・顧客管理・複数店舗管理を分けます。「いつか使うかもしれない」機能だけで有料プランを選ぶと固定費が先に発生します。一方、無料プランからの移行条件を確認せずに始めると、切り替え時の手間を見落とします。
- 開業日に必須の機能
- 半年以内に必要になりそうな機能
- 店舗数や商品数が増えたときだけ必要な機能
3製品へ当てはめる
調査方法と更新条件
各社の公式料金・製品・対応端末ページを2026年10月4日に確認し、端末、固定費、周辺機器、決済を別項目へ正規化しました。実際に購入・利用したレビューではありません。料金プラン、対応OS、決済料率の変更を確認した場合に更新します。